注文住宅に3,000万円は払えないけど、2,000万円台なら何とかなるかもしれない。そんな風に考えている人は多いのではないでしょうか?

食料品や日用品が値上がりする中、注文住宅も値上げの影響を受けています。注文住宅は高額なので、1%の値上げでも大きな差になります。
2,000万円前後で注文住宅を建てたい人は、以下のことを参考にしてください。

結論から言うと、予算2,000万円でも注文住宅を建てることは可能です。

ポイントは、標準仕様に絞る、木造にする、箱型のシンプルな形状にする、最低限の外構にするなど、費用を抑える工夫をすることです。

地価は地域によって大きく違います。

地価が安い地域なら、土地代も含めて2,000万円で建てられる可能性が高いです。土地代を節約する方法としては、狭小地に2階建て・3階建ての注文住宅を建てるという手もあります。注文住宅が無理な場合は、建売住宅・規格住宅・中古住宅・リフォームなど、他の選択肢も検討してみましょう。

注文住宅の費用は年々上がっています。特にコロナ禍やロシア・ウクライナ戦争で木材や燃料・原材料が高騰しました。
それ以前からも、10年以上工事費用は増加傾向にありました。

一方で、日本人の給与は30年ほど変わっていません。そのため、注文住宅の床面積は年々狭くなっています。

目安として、2,000万円の注文住宅なら29坪くらいが妥当です。厚生労働省の「住生活基本計画」では、4人家族が豊かに暮らすために必要な面積は95㎡とされています。29坪なら、4人家族が暮らすのに必要な広さは確保できます。

また、注文住宅を建てる際の費用の内訳は以下のようになります。

建築総費用(100%)=本体工事費(70%)+付帯工事費(20%)+諸費用(10%)

建築総費用とは、土地を除いた注文住宅を建てるための費用です。

諸費用は建築総費用の約10%です。建築総費用が2,000万円なら諸費用は200万円くらいとなります。

以上が2000万円で家を建てるための情報の一つです。参考にしてみてください。