ローコスト住宅と一般住宅が目の前にあるならば、皆さんはどちらを選びますか?

住宅だと購入前に考えるべきことがたくさんあって
イメージしにくいかもしれないですね。

もっと簡単にイメージするならば、車を購入する時のことを
考えると良いかもしれません。
購入時には、皆さんはハイブリットか普通の車どちらを選びますか?

家を購入する時にもそれと同じように
考えると、客観的に判断できて選びやすいかもしれません。

要はトータルコストで考えようということです。
初期費用など、先に支払う金額ばかりに目を奪われてはいないでしょうか。
住宅は、車と同じように、長く使う(住む)ことで
メンテナンス費用、維持費用などコストがかかってきます。
当然、貯金の残高も変わってきますよね。

設備にしても、例えば性能のいいキッチンを使いたいと
グレードの高いものを選ぶとします。
キッチンそのものは使い勝手もよく最新設備であっても
家の性能(耐震性、断熱性、防火性など)がしっかりしていないと
例えば地震などで倒壊してしまう可能性もあります。

目の前にあるデザインに心を奪われて、短期的な要望をかなえようと
思ってはいませんか?

デザインはまず目に入ってくる部分で、こだわりを持っている方だと
そこに着目しがちであるかもしれません。

ですが、注意するべきは、初期コストと見た目だけで物件購入を
しないようにするということです。

安い素材を使って家をたてると、空気が悪くなりますし、
当然メンテナンス費用が掛かってくるからです。

皆さんが家を建てる時に後悔しないようにするには
ハウスメーカーや工務店に対して、こういった質問をすると良いでしょう。

家を建てる時に、なぜこの素材をつかってるのか?
この素材はどういう素材で、長期的に見てもいいものなのか?

自分たちが長く住む家です。
家に使われる材料にも興味を持ち、質問してみましょう。

また、構造の質が悪いと家全体に影響してきます。

熊本地震がいい例で、倒壊してしまっては元も子もありません。
耐震構造は、安心して暮らせる家を建てる時には必要不可欠でもあります。

そのためにも家を契約する前には、ぜひ構造計算書を見せてもらいましょう。
そして信頼できる人にチェックしてもらいましょう。
大げさではなく、自分たちの生命をまもるためにも
行っていただきたいところです。

また、住んでみて隙間風が入ってくるだとか、漏水している箇所を
見つけてしまっただとか、そういったトラブルを避けるためにも
事前に施工品質の管理の方法をきいてみることもお薦めします。
これは、品質に問題がないか、改善すべき点がないかなど、
工事の品質を確認する施工管理のことをさします。

家が建ってしまってからでは遅いのです。
これらのことをハウスメーカーや工務店に聞いてみたうえで
後悔しない家づくりを目指しましょう。