家を建ててから解体する、そのことについて考えることは
少ないかと思います。
新築をする際には、もし古い家屋が残っている場合には、
解体費用も見込まなければなりません。
解体費用が別だとしても、新築時には必要な費用となっています。
解体費が安いと助かりますが、なかなか難しいところでもあります。
そもそも、産業廃棄物は現在では簡単に捨てられなくなってきています。
解体コストの多くは、廃棄処分費です。
そう考えると解体で出るごみもそうですが、建築中に出るごみも
大量です。
これでは、環境に負荷をかけてしまうことになってしまいます。
また、ごみは今では簡単に捨てられなくなってきました。
このままの建築方法や処分方法のままでは、ごみは増え続けていってしまいます。
これは環境にとっては負の力になります。
そのほか環境面でいうと、実は家の再利用も模索されています。
そうなると、材料のリサイクルも大事になってきます。
その意味で、昔の土壁は、リサイクルに適した材料でした。
例えば解体時に出た土壁は、まとめられて、またこねられて
また新たな壁として塗り替えることが可能でした。
こういった環境のことも配慮して考慮すると、
解体しなくてもいい、長く寿命が持つ家というのが、
一番のローコストですね。