注文住宅を建てるとき、間取りを考えているときが一番ワクワクしませんか?

ですが、その後完成した家を見て、思い描いていた理想とは違うと愕然とすることになると、困りますよね。

そのようなことがないように、注文住宅の間取りについて、基本的な考え方をお伝えしたいと思います。

家の間取りを考える時、間取り図を自由に紙に書いてプランを練るとき、変更があるたびに書き直さなければなりませんよね。

そこでオススメなのが、方眼用紙を使った間取りのプランニングです。

まずは、目安としてはマス目2つを1畳と考えて、仮の部屋を作ってみるとよいでしょう。

1畳が縦2・横1マスです。ですから、8畳の部屋なら縦4・横4マスに方眼紙を切り取ります。

こういった形で、各部屋の広さに合わせて方眼用紙を切り取って、
それらを並べ替えながら間取りを考えます。

このとき、敷地の広さに合わせて方眼用紙を切り取っておくと、具体的なプランを練ることができます。

ただし、方眼紙はあくまでも部屋の配置や動線を考えるための目安程度にしておきましょう。

住宅においては、プライバシーが必要な寝室などのプライベート空間、
家族が集まるダイニングなどのパブリック空間とありますが、
この2つを家のなかでどう分けるのかを考えましょう。

2階建ての家で一般的なのは、1階をパブリック、2階をプライベートで分けるやり方でしょう。

技術の進歩のおかげで、現在では昔よりも家の空間の分け方はより自由になっています。

3階建てであれば1階がパブリックで2・3階がプライベートといったように、
階数が増えるごとにいろいろな分け方ができますね。

そして、プライベートとパブリックの空間を分けて考えるときのコツですが、動線も同時に考えておきましょう。

たとえば家の2階に浴室を作る場合なら、同じフロアに洗濯物を干せるベランダやバルコニーがあったほうが便利です。

また、キッチンを2階に作ると仮定すると、お店で買ってきた食材を冷蔵庫まで運ぶのに、毎回階段を上らなければならなくなりますよね。

このように、家事に関連する間取りや生活動線をよく考えて、プライベートとパブリック空間を分けることをおすすめします。