今回は、住宅基礎についてです。
住宅基礎は、建物の中で一番お金がかかる部分です。
ここがしっかりしていないと、
家が傾いたり基礎が崩れたりする可能性があります。
その重要度は、ローコストといっても普通の住宅と変わりません。
では、その住宅基礎。
(※ぜひ、ご自分の家を建てている建築現場に足を運んでみてくださいね
!)
基礎のどこをみればいいのかというと、
基礎のもとがしっかり固定されて、
基礎の高さと配筋がしっかりしているかどうかです。
また、鉄筋が適正な量配筋されているかどうかもチェックする必要があります。
基礎が高い理由は、水害や風害などを防ぐためです。
基礎作りを少し詳しく見ていくと、
まず、根切りと呼ばれる工程(土地を掘削する作業)を行って
基礎を形成する土地を作っていきます。
掘削後、その穴の部分に石を詰める作業が次の工程になります。
この工程を、砕石といいます。
この、砕石の厚みが大事で
60ミリくらいの高さがあるのか確認します。
砕石は、地盤を平らにするという役割がありますが、
平らかどうかは目で見て確認します。
これが平らでないと、型枠が水平垂直に設置できなくなるなど
不具合が生じてきます。
また、配筋もぜひ目視でチェックしてみてください。
基礎の全体を見回して、配筋の曲がりがないか
たわんでないか、垂直に施工されているかを目視で確認します。
また太さも確認しますが、太い配筋(13ミリの配筋)、
また細いもの(10ミリの配筋)など、部分的にチェックすれば大丈夫です。
配筋がきれいに並んでいるのか、
全体を見てチェックすることも大事です。
なかなかそういった時間が取れない方には、
現場の監督に、写真を撮って提出をお願いすると
良いかと思います。
建設会社に家を建てる依頼をする前に、
どういう基礎をつくる会社なのかを確認するのも、一つの手ですね。
チェック項目はまだありますが、
まずは実際に足を運んでこういった内容を目視で確認していく工程を踏むことで、家に実際に住まう時の愛着度合いも変わってきますよ!