注文住宅とよく比較されるのが建売住宅。
個人の要望に合わせて、一からつくられる注文住宅とは違い、
建売住宅は、完成済みまたは完成予定の住宅(建物)と土地を一緒に販売している住宅です。
建売住宅では、直接見てから購入することが出来るのが利点です。
費用について勘違いをしている人が多いのが、建売のほうが安いのではないかという疑問点。
ですが、やり方次第で同じくらいの費用でも注文住宅を建てる事は可能です。
総費用については、注文住宅でいうと、仕様をこだわるとキリはありません。
ですが、会社などに予算を伝えればその範囲内で調整も可能です。
一方、建売住宅は、一度に多くの住宅を分譲するケースだと、部材を規格化しコストを抑えることが可能です。
建売住宅が人気を集める理由というと、建築会社が土地をまとめて購入し一気に家を建てていくことで、
一般的な注文住宅より価格相場が安いことが挙げられます。
また、街の景観を考慮に入れながら計画的に建てられるため、ある程度利便性の高い土地に建てられることも利点です。
建売住宅が安い理由を一つ挙げましょう。
建売住宅は、一軒につき1~2名での施工が一般的で、土日も休まず早朝から夜遅くまで働く職人さんも多いです。
早さが第一、品質は二の次、三の次とされる世界。
そんな状況下では、高品質な家など建てられません。
家は定期的なメンテナンスが必要になります。
購入価格が安くても、メンテナンスのスパンが短く、そのたびにお金がかかってしまっては本末転倒です。
建売住宅を購入する場合は、第三者機関による検査を通し、
品質、安全性のチェックをしておくことをおすすめします。
注文住宅の場合は、自由度の高さに魅力を感じるかどうかが重要な判断基準となります。
すでに土地を取得している方や、外観・内装、素材・設備のこだわりを実現したいと思っている方。
時間をかけて家をさがしてもかまわないという方。
注文住宅では、住宅会社によって色々と違ってきますので、複数社を比較していく事から始めるのが良いでしょう。