実際に家を建てて、住んでみての実感はどのような感じなのでしょうか?

三回建てないと満足できる家は建てられない、という言葉がありますね。

ですが、現実には何度も家を建てられるような余裕を持っている人は
ほとんどの場合、いらっしゃらないのではないでしょうか。

家づくりにおいて、失敗を回避するためには、過去の失敗例を知っておくことも大事です。

ここでは、実際の声と、失敗を回避する方法を、ご紹介していきたいと思います。

●住宅展示場を見て気に入り、契約をしたが、後で金額を提示されて驚いた。
住宅展示場と同じような家を注文しようとすると、考えていた予算の2倍くらいの費用が必要だった。
その後、ハウスメーカーとやり取りを重ね、結局予算内で家を建てることになったのだが
完成したのは、契約時にイメージしていたものとは程遠い平凡な家になってしまった。

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★事前に考えられる対策

住宅展示場は、だいたいがフルオプションで作られています。
フルオプションとは、標準仕様で使われている住宅設備やインテリアよりも、ハイクラスのものをさします。
ですから、そこに惑わされることなく、そこからマイナスの計画を立てなければいけないということを頭に入れておきましょう。

展示場に設置してある家具、アートなどのインテリア雑貨も目を惑わされてしまう原因です。
住宅展示場に置いてある家具やベッド、食器、花などは、置いていないものと
仮定して、部屋を見渡してみてください。
シンプルに考えてみると、意外と平凡な間取りになるかと思います。
契約前に、現実的なイメージをもつために、
現場見学会では実物に接してみることをお薦めします。

●明るくて広々とした空間に憧れ、リビングを広々とした吹き抜けにした。
日中は明るく、日差しがとても気持ちよく、満足している。
イメージできなかった点は、夜になると想像以上に寒く、
寒い時期は、暖房を常につけていないと過ごせない日が多いこと。
冬以外の季節でも暖房をつける必要があるくらい、部屋が寒々としている。
また、音がよく響くため、一階にいると二階のテレビの音なども気になる。

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★事前に考えられる対策

吹き抜けの空間をつくるなら、家の気密性を高め、
昼間の暖かい空気や暖房の熱を外に逃がさないことが大切です。
リビングなどの広い空間を吹き抜けにするならば、
断熱方法を工夫する、もしくは高気密住宅を選択することをお薦めします。

また、音に関しては、壁内部に防音を兼ねた断熱材を入れるなどの工夫で
対策することができます。
ベストなのは、吹き抜けの施工経験が豊富な工務店を選ぶことです。

それには、断熱方法や暖房設備の効果的な配置、採光、空気の循環など、
様々な問題をクリアしなければならないため、
施工実績が少ない工務店は避けましょう。

●土地探しの仲介手数料0円をうたっている工務店で土地の購入をしたが、実際は工務店が一度土地を買い取り、利益を上乗せして請求をだしていた。
後で自分で土地の相場を調べて、驚いた。

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★事前に考えられる対策

住宅業界には、残念ながら詐欺まがいの会社もあります。
坪単価の表記詐欺などが代表的で、安く見えても、実際には高いというものです。
誠意のない会社だと、建てる家の質も低いので、
信頼できないと感じた時点で契約はやめておくべきです。
ですが、比較対象をもつことで、このようなトラブルは回避することが可能です。

以上のようなケースに至らないためにも、対策を知り事前にトラブルを
回避していきましょう。