注文住宅での理想の間取りはどのような間取りなのでしょうか。

今回は、失敗しない間取りのポイントをご紹介します。

部屋の配置のことを、間取りと言います。注文住宅の購入を考える時、間取りのプランニングは最も楽しい作業の一つではないでしょうか。

ですが、同時に最もあれこれ悩むテーマかもしれません。

今人気のある間取りも頭に入れたうえで、自分たちの家の間取りはどうするのかを考えていけるといいですね。

多くの方にとって、住宅の購入は一生に一度の大きな買い物です。

生活様式や人気の間取りは、時代とともに変化していきます。
また、建築技術やデザインも日々進化を遂げています。

では、最近人気のある間取りは具体的にはどういったものなのでしょう。

●対面式キッチン

リビングやダイニングに向かって料理をすることができるので、
家族に目が行き届きますし、料理をしながら家族と会話がしやすく、また一緒にテレビも見ることもできます。
キッチンに立つ人が孤立することないということも大きなメリットです。

●リビング階段

リビング階段とは、リビング内に階段を設けた間取りのことです。親子の会話がしやすくなる効果があるため、人気がある間取りです。
子供部屋は2階に作られることが多く、子供が帰宅して2階へ上がる時には必ずリビングを通るので、
これがあると自然と親子の会話が生まれるという訳です。

●小上がり

リビングに隣接する和室や畳の小上がりも人気があります。
リビングの延長として空間を広く使うことができ、幼い子供の昼寝場所・遊び場所になったり、家族の読書スペースなど
様々な用途に使うことができます。

●ファミリークローゼット

家族全員分の衣類などを1か所にまとめて収納するスペースです。
以前までは部屋ごとにクローゼットを設置することが普通でしたが、ファミリークローゼットだと別々の場所に収納するより動線が短く、効率的に家事をこなせるようになります。

●シューズインクローゼット

シューズインクローゼットは、玄関の隣に独立した空間として設置され、靴を履いたまま入ることができる玄関収納です。

靴だけでなく、ベビーカー・三輪車・スケートボードなど、子供がすぐに外で遊べるようなものを置くスペースとしても使用できます。

●アウトドアリビング

室内リビングの延長線上にウッドデッキやテラスを設け、外の空気を感じられるようにした屋外のリビングのことを言います。
室内リビングの床と高さを合わせてアウトドアリビングを作ると、連続性が出て空間を広く見せる効果があります。

自宅で外の空気を楽しめるアウトドアリビングも、今では人気です。

失敗しない間取り作りのためには、いくつかのポイントがあります。

まずは、土地の特徴に合わせるということです。
実際には、土地周囲の条件まで考慮する必要があるためです。
例えば、隣接する建物がどの程度まで迫っているのか、それから土地のどちら方向が通りに面しているかなどを考慮しながら、間取りを考えていきます。

それから、玄関・LDK・水回り・寝室などの大まかな間取りを決めたら、生活パターンを想像して動線の要所に収納を置いてみることをおススメします。

間取りを計画する時には、見えない要素までシュミレーションすることが大切です。
具体的には採光・風通し・音・外からの視線などをシュミレーションする必要があります。

そして、自分たちだけで決めるのではなく、第三者の意見もぜひ参考にしてください。

ハウスメーカーや工務店には、建築士・設計士・インテリア・コーディネーター・営業マンといった住宅のプロが大勢います。
数多くの物件を手掛けてきた経験から、プロは間取りの成功例・失敗例をたくさん知っています。
プロの意見を参考にしながら修正を繰り返し、プランを練り直しましょう。

間取り作りで後悔しないためには、現在の住まいの問題点を具体的に挙げ、それを解決するにはどのような間取りが必要かをよく検討することです。

そして、希望の間取りを叶えるにはどの程度の予算が必要かも把握しておきましょう。