家を建てる際の優先順位、
土地を優先するのか、建物ありきなのか、
間取りなのか。
建売とローコスト注文住宅の値段がそこまで変わらないので、
必要なところにオプションを付ければ
理想に近い家は建てることができます。
そこで、ローコスト住宅を建てようと思った場合
いくつかチェックしてほしいことがあります。
まず、坪単価に含まれている内容を確認することがポイントです。
というのも、建材や設備関係はメーカーの中でも
グレードの低い商品を標準仕様としているところが
多いという現状だからです。
また、耐震ダンパーのように、
それがなくても家を建てることができるようなものについては、
建築費にふくまれていないことがほとんどです。
ですから、坪単価には何が入っているのか、
グレードについてもどの程度の商品が入っているのか、
加えてグレードをあげたいときに変更が可能なのか。
そういったオプションに注意します。
イレギュラーなもの(例えばキッチンのグレードをアップするなど)は、
価格の仕入れ値の掛け率の縛りがないため、
オプションを付けると一気に値段が跳ね上がってしまいます。
オプションで購入すると通常の掛け率になってしまうため、
もともと安く設定してる標準のキッチンからの価格差に
愕然となってしまう、ということになるのですね。
ですから、標準外の仕様については価格が上がる可能性がある、
ということを頭においておいてください。
ローコストに収めたいはずが、
どんどん金額が増えていく、、といったことを
避けるためにも、以下のことにトライしてみてください。
自分たちのしたいことが(夢が)標準仕様にない場合、
必ずそのことをオプションで実現するよう伝えること、
その際には全体の値段も把握するために価格を出してもらうことが大切です。
また、自分たちがしたいオプション関係を事前に決めておくこと。
逆に言うと、何もオプションを付けないで建てると
建築費は安く済ませることができますが、
オプションを何もつけないで家を建てるということは
ないでしょう。
また、住宅会社側が間取りのプランをどれだけ用意しているのか、
間取りをどれだけ動かすことができるのかも確認しておきます。
建てる土地にあわせようとすると、どれだけいい間取りでも
採用できない可能性も十分ありえます。
それを避けるためにも、できるだけ多くの
間取りプランから選べたほうが良いでしょう。
それから、モデルハウスや完成見学会に足を運んでみることも
お薦めします。
なぜなら、写真で見る家や内装と、本物は違うからです。
例えば、ネットで服を購入した場合でもそう感じたことはありませんか?
服のイメージと、自分が服を実際着た感じでは違いますよね。
それと同じで、この設備が良い!と思っても
実際見てみると印象が違うこともあります。
その会社の建てた家を実際に見て、建材や設備はどんな感じなのか
リビングや各部屋の広さはどうなのか
ご自分の目で見て確かめてみて下さいね。
また、予算に関してですが外構までしっかり予算を残しておいて下さい。
カーポートやポスト、表札の予算まで提示してもらうと良いですね。
家の価格の一割くらいを、外構の予算として取っておくとベターです。
以上のことをふまえてローコスト住宅の購入に
進んでみて下さい。