ローコスト住宅は一般的な注文住宅と比較すると、実は住宅の基本性能が低くなる傾向にあります。
具体的に言うと、耐久性、断熱性、耐震性、遮音性の性能に差が出てきます。
例えば、住宅の経年劣化が早くリフォームが必要になることもあります。
また、隣の部屋の声が聞こえやすいなど気になる点が出てくる可能性もあります。
それから、耐震性や耐熱性の面ではローコスト住宅は基本的に「木質パネル工法(プレハブ工法)」が採用されている場合が多くみられます。
プレハブ工法では、鉄筋コンクリートや鉄骨造に比べると劣ってしまいます。
ただし性能が低いとはいえ、あくまでも高性能な注文住宅と比べた場合です。
ローコスト住宅も建築基準法に基づき適正に設計されているため、最低限の品質は担保されています。
ただ、不安が残る人はこういった行動をとるとよいでしょう。
それは、工事中に自ら現場に足を運んだり、施工をチェックすることです。
ローコスト住宅を満足のいくものに仕上げるためには、施主自らが積極的に動いてチェックする行動力が必要ですね。