昨今、様々な補助金を行政から受けることができますね。
住宅に関する補助金、助成金ももちろんあります。
今日はその種類と特徴についてお伝えします。
住宅に関する補助金、助成金は大きく分けて以下の4つの種類があります。
●新築・購入時に受けられる補助金:
消費税率10%への引き上げに伴って始まった「すまい給付金」や、子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得に支給される「こどもエコすまい支援事業」などがあります。
これらの補助金は、一定の条件を満たした場合に最大50万円~100万円が支給されます。
●省エネ・創エネ対策に受けられる補助金:
省エネ・創エネ対策に受けられる補助金は、年間の一次エネルギーの収支をゼロとすることを目指した「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」や、
最新の高性能な建材の普及をめざしている事業で、戸建ての場合、最高400万円もの補助金を受け取れる可能性がある断熱リフォームを補助する事業のひとつ、
「次世代省エネ建材の実証支援事業」などがあります。
これらの補助金は、一定の条件を満たした場合に最大55万円~100万円が支給されます。
●リフォーム時に受けられる補助金:
リフォーム時に受けられる補助金は、既存住宅の長寿命化や省エネ化等に資する性能向上リフォームや
子育て世帯向け改修に対し支援する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」、
既存住宅をZEHレベルの高い省エネ性能へ改修する取組に対し支援を行う「住宅エコリフォーム推進事業」などがあります。
これらの補助金は、一定の条件を満たした場合に最大30万円~120万円が支給されます。
●その他の補助金:その他の補助金は、介護保険法に基づく住宅改修費の支給や、地域型グリーン化事業などがあります。
これらの補助金は、一定の条件を満たした場合に最大20万円~100万円が支給されます。
次に、住宅に関する補助金、助成金の申請方法と注意点についてお伝えします。
住宅に関する補助金、助成金の申請方法は、各制度によって異なりますが、一般的には以下の手順で行います。
●事前登録:補助金、助成金を受けるためには、事前に登録する必要がある場合があります。
例えば、「こどもエコすまい支援事業」や「ZEH」などは、事前登録が必要です。
事前登録は、公式サイトやハウスメーカーの担当者から行うことができます。
●工事着手:事前登録が完了したら、工事を着手します。
工事着手時には、工事内容や工期などを記載した書類を提出する必要がある場合があります。
例えば、「すまい給付金」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などは、工事着手時に書類を提出する必要があります。
●工事完了:工事が完了したら、工事内容や費用などを証明する書類を提出します。
書類の提出は、公式サイトやハウスメーカーの担当者から行うことができます。
書類の提出後、審査が行われます。
●補助金、助成金の交付:
審査が通れば、補助金、助成金が交付されます。交付方法は、各制度によって異なりますが、だいたいは指定口座への振込みや現金書留によります。
これらの補助金を使って、賢く費用負担をおさえられると良いですね。