家を建てたはいいけれど、建てる時だけのことを考えて、満足してはいませんか?
もしかしたら、家を建てる本人よりも、そのあとに家を使う人達のほうが
時間的にも長く、その家に関わることになるかもしれません。
そう考えると、家を建てた後のほうが家にとっては重要になってきます。
これは、家を建ててどう生きていくのかを考えるのにちょうど良い機会ということにも
なります。
家が50年もつと考えても、その間の家族の変化をすべて受け入れることのできる、
そんな間取りってあるのでしょうか?
家づくりを真剣に考えると、家族それぞれの将来のことを
考えざるを得なくなりますよね。
高齢者となった家の持ち主が、快適に暮らせるかどうか、
そしてその先のことも可能な限り考えてみることが大事です。
目をそむけてしまいがちな、家族の生死やけがや病気。
そういったことも、長い人生の中では起こりうることです。
それを受け入れながら、暮らしていける家とはどんな家なのか?
答えを出すには時間もかかるかと思いますが、避けては通れない
問題でもありますよね。
また、人生の転機があったときには、増改築も視野にいれるかと思いますが、
増改築も費用がもちろんかかります。
決して安くない費用でもあるので、増改築にコストをかけるよりは、
建築する際に将来をしっかり見据えて考えること。
これが、結局一番のローコストになるのかもしれません。