ローコスト住宅は注文住宅といっても、セミオーダータイプの住宅になります。
一般的なファミリー層を想定すると、2階建てを建てるのが合理的です。
また、二階建てといっても、部分二階(1階よりも2階が小さい面積になっている造り)よりは
総二階建て(1階と2階がほぼ同じつくり)のほうが建築費単価は抑えられます。
ただ、総二階建てにこだわってしまうと、必然的に建築費の総額は高くなってしまいます。
ローコストで住宅をたてるためには、2階建て住宅の間取りで考えると、部屋の配置がポイントになります。
1階はみんなで集う場所、2階にはプライベートスペースを設け、
1階と2階の床面積のバランスを考慮するようにします。
また、1階と2階を逆転させてバランスの取れた総二階にするのも良いでしょう。
ローコスト住宅で失敗をしないための対策としては、
住まいに求める住宅のイメージをハッキリとさせること。
住宅には性能や住み心地、予算、デザインなど、重要視するポイントがいくつもあります。
優先順位の高い部分と低い部分の要素を分けて考え、
全体予算とのバランスをどうとるかが大切になってきます。
また、住宅のデザインは、間取りが異なると外観イメージが変わるということも、知っておくといいでしょう。
ローコスト住宅はゆとりのある間取りが難しいので、将来にわたって生活スタイルをシミュレーションすることも大事です。
30年後の生活をイメージして検討してみることで、自分たちの納得のいく住まいが実現できる可能性も大きくなるでしょう。