余裕のある暮らしをしている方は、いまどのくらいいるのでしょうか?
マイホーム購入の際、ぎりぎりのローンを組んでしまうと、
その後のライフスタイルの変化に対応することが
困難になってしまうことが考えられます。
ライフスタイルの変化はいきなり訪れるものです。
10年もたてば、どんな人でも何か生活スタイルには変化が生じているものです。
例えば、子供が生まれたり、勤務先の業績が悪化し給料の減額があったり、
家族との死別や親族の介護、転職や転勤、リストラなどの可能性だってあるでしょう。
マイホームのローンは30年以上と長期にわたっているケースがほとんどです。
支払いはずっと変わらないが、ライフスタイルは常に変化するということを
頭にいれておきましょう。
またライフスタイルの変化以外にも、金利が上昇する可能性もあります。
また、ローン以外の支払いのことも、もちろん頭にいれておかなくてはならないでしょう。
ローンについては、借入限度額や返済比率といったものが、
業者から聞いた内容がどこまで信用できるのかを、
改めて考える必要があります。
住宅ローンについては、提示された金額はもしかしてギリギリなのかもしれない、
と疑ってかかることも大切です。
少し自分たちはローンに関しては保守的すぎるかもしれない、と思うくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
また、住宅購入の際に、念頭においていただきたいことは
立地だけは後から絶対に変えられないという事実です。
キッチンやバスルームなどの設備だったら、お金をかければ後から
リフォームすることは可能です。
ですが、住んでみたものの駅までの距離が遠いということや、
病院や学校などの生活インフラが近くにないこと、また
防犯面で気になる場所があったり、
災害時のリスクが高いなど、周辺環境に関して不満に思うことがあっても、
後からそれらを改善することはできません。
当たり前ではありますが、不動産を購入する、ということは不動産という物件は動かせないことを
肝に銘じておく必要があります。
立地の不便さを不満に思う住民のアンケート結果もでていることから、
立地については絶対に妥協してはいけない部分だと言えるでしょう。
また、立地条件の悪い物件を購入してしまうと、満足いく値段で売却することも
難しくなってしまいます。
高度経済成長期が終わり、少子高齢化、個人の価値観の多様化が進んでいる社会です。
介護問題も、他人事ではありませんし、生活の変化も、技術の進歩により目まぐるしく変化しています。
このような中、住宅の購入を決断するなら、様々な事態に対処できるように
色々想定しておくべきでしょう。
ローコスト住宅の購入を考えている方、以上のことをふまえながら
検討してみてください。