ローコスト住宅を、家を建てる部材から考えてみましょう。

一本柱の家というのは、最低限の部材だけを採用したローコスト住宅。

同じ面積の家を建てる場合、少ない材料で家をつくるとすると、
その分だけコストを減らすことができます。

そうすると、家としての強度が心配になる方もいるでしょう。

一本柱の家というのは、強度を落とすことなく
成立しているのですが
その主な理由は次の通りです。

風や地震の横揺れを支える耐力壁は、
四方を取り囲んでいる外壁が担当します。

家の構造上、必要な柱が少ないと、
壁も少なくて済みます。

材料が少ないと、工期も短くなるので
職人の手間代が減らせます。

こういった理由で、一本柱の家は
ローコストでいい家になります。

また、一本柱と四本の梁は、そのまま露出して
使うので、日本独特の家屋の構造となり、
そのまま演出としての表現にもつながります。

シンプルですがオシャレな大空間の出来上がりです。

このように、ローコスト住宅を建築構造から考えてみると
面白いかもしれません。