新築住宅の設備ですが、
営業マンの勧めに流されて安易に決めていませんか?

以下のような設備については
むしろ不要だということを、今回はお伝えしたいと思います。

まず、リビング階段です。

リビング階段は最近の流行りでもあり、
スタイリッシュでオシャレな感じがしますよね。

スケルトン階段にしたりなど
階段は目につくため、来客があっても目をひくでしょう。

ですがデメリットとしては、冬に寒いということが挙げられます。
一階はオープンスペースとなってしまうため、
暖気は二階に流れてしまいます。

また、一階も二階も中途半端に暖かくなってしまうため
無駄に電気代をつかってしまうことに繋がります。

加えて、プライバシーが守りにくい点や
音が響いてしまう点が挙げられます。

集中したい環境に身を置きたいときには
逆に迷惑になってしまう設備でもあります。

それからお風呂の窓ですが、
一見解放感があって、湿気もたまらないように感じられます。

ですが、実際は窓があることで結露がたまりやすく、カビの原因になります。
ですので、余計な掃除の手間が増えることになります。

窓があることで冷気が入り込んでしまうので、
断熱性が下がってしまいます。

また、窓の外につけるシャッターも
近頃ではオプションになっていることが多く見受けられます。

最近の窓は、窓自体が優秀で、窓がシャッターの代わりになっています。

割れても飛散しにくく、台風などの防災にも効果があります。

防犯ガラスは一枚あたり3万~5万円です。

普通のシャッターだと一か所あたり8万~15万円になるので、
防犯ガラスにするとかなり安上りとなります。

窓は家には当然いくつかあるものと予想されるので、
窓にシャッターをつけるか防犯ガラスを取り入れるかによって
金額面に大きな差が出てきます。

では、小あがり和室はどうでしょうか?
小あがり和室とは、床面に高さを設けて小上がりになった
和室のことを指します。
立体感のある空間を演出でき、魅力のある空間を作り上げることができます。
ですが、ロボット掃除機では掃除が部屋全体まかなえないため、
時短家事ですませたい方にとっては、手間増えることになります。

また、畳はダニが繁殖しやすいので、アレルギーリスクもあがります。
高低差があるため、つまずいたり、落ちたりする危険性もあります。
金額的には、3畳で15万ほどかかります。
ここも、設備として取り入れるかどうかは検討の余地がありますね。

それから、屋根裏収納(天井と屋根の間のスペース)について
考えてみましょう。

ここのスペースは、建築基準法では
最高でも高さは1.4メートルなので、
大人はしゃがまないと使えません。

狭い空間にはしごなどを使って、物を運ぶのは骨が折れてしまいます。
また、夏場は非常に暑くなってしまう空間でもあります。
子供が遊ぶには、熱中症対策が必ず必要です。
断熱材をいれたりなど、
対策を施すことで快適に過ごせるようになりますが、
金額もその分アップするため、本当に必要か見当が必要ですね。

では、天窓(屋根に取り付けられた窓)はどうでしょうか。
隣の家が気になるくらい密集している地域では、
日当たりがとれるところに窓が設置できないケースがあります。
こういった場合に天窓をつけるケースがあります。

一つの窓を設置すると、普通に壁にある窓の3倍の光が入ってきます。
ですが、裏を返せば日当たりが良すぎることに繋がります。
夏の直射日光はきつく、
窓周りの目地などの劣化も早くなります。
また、家の中でも高いところにあるため掃除が大変です。

それから、見た目が豪華に見えるウッドデッキ。
ウッドデッキはは洗濯物を干したり、
子供が遊ぶスペースができたり
またバーベキューを楽しんだりできるなど、
利点もたくさんあります。

ですが、こまめなメンテナンスが必須です。
これを怠るとウッドデッキが腐ってしまいます。
また、ウッドデッキ自体使う季節が限られるのも難点です。

まずは使用用途を明確にして、あまり使う頻度もなさそうならば
他の外構に予算を回したほうが賢い選択といえます。

このように、良いオプションかどうかはその人しか
判断できません。

以上を参考に、建てる家がローコストにつながる
選択ができているのか、考えるきっかけにしてみてください。