ローコスト住宅では心配と思う方は多いようです。

どういった部分が心配なのか、
それはデザイン性や見た目がチープな印象であることかもしれません。

そういったケースのほとんどは、
基本の設計を営業マンが担当するために
チープな印象を与えてしまうのでしょう。

ローコストを建てようとするときには、
その担当営業マンの過去の設計の事例をみるのも
一案です。

他にも、費用をおさえるための
具体的な事例は、以下のものが参考になるはずです。

平屋か二階建てかに迷ったときには、
二階建てを選びましょう。

基礎や屋根の面積の少ないのは二階建てです。

二階建てにすることで、建築費用が抑えられます。

しかし一方で、20坪程度の小さな平屋なら
1000万円以下で建てることも可能です。

こういった小さな平屋には、
高齢のご夫婦が住むようなケースが考えられますね。

また、屋根は勾配が緩やかな
切妻屋根を選ぶと良いでしょう。

そして、屋根材も軽いものを選びましょう。

住宅の形としては、
正方形のキューブ型の住宅も、部材が少なくて済みます。

キューブ型の住宅だと、工期も短くなるため人件費が抑えられるという
利点もあります。

部屋数は少な目が理想です。
なぜなら、部屋数が増えるほど、壁やドアや窓も増えるため、
その分建築費用がかさんでいってしまうからです。

そして、リビングは二階に配置することもお薦めです。
一階に広いLDKがあり、
柱や耐力壁(建物強度を保つために配置する壁)が二階よりも
少ないと耐震性が低くなるためです。

また、天井は低くします。
そうすることで、費用を抑えることができます。

天井が低いと空間が狭く感じられるかもしれませんが、
寝室や子供部屋は、天井が低いと落ち着きのある空間に
感じられるので、使用する部屋の用途を選んでもよいですね。

そして、窓ですが大きな窓はなるべく作らず、少な目に検討します。
室内の暑さ、寒さは窓の性能に左右されるためです。
窓が少なくなる分、カーテンなども用意することもなくなり、
コストダウンにつながります。

また、キッチンの設備や照明器具は自分たちでそろえると
さらにコストダウンが可能となります。

ただ、断熱性や耐震性、施工精度について
一般の人が、その良し悪しを判断するのは正直難しくもあります。

ホームインスペクションを利用したり、
耐震診断、断熱性能等級などを参考にし、
耐震性や断熱性など基本構造はしっかりと
したものを選びましょう。

自分たちの住む家に本当に必要なものは何か?
それを見極めてローコスト住宅を選びましょう。